心理学科の音楽理論

音楽知識を共有していきたいです。

誰にでもできる音楽分析~簡単なコード分析法~

はじめまして。心理系コンポーザーのSeRPenT(さーぺんと)です。初投稿なので、簡単な自己紹介をすると、音楽好きの心理学科の学生です。私は、音大に行っていなければ、音楽の早期教育を受けたわけでもない普通の人です。ただ、こんな凡人でも、音楽が好きだから何かできないかと思い、音楽と心理学を融合させた知識を共有出来たらいいなと思いブログをはじめました。できる限り音楽を心理学的なアプローチで面白く解説もしたいと思います。

今回は、誰にでもできる音楽分析ということでコード分析の話からしたいと思います。このテーマは、3回くらいに分けて話していきます。1回目はコードの正体から話そうかな。「コードって何?」って人にも「耳コピがしたい。」って人にも有益な情報だと思います。

 

 

 

 

コード分析に必要なこと

まず、コード分析に必要なことは、結論から言うと、「コードの種類、コード進行のパターンを覚えること」です。これをしないと「耳コピ」とか話にならないです。アニソンとかロックバンドの耳コピしたいのにコードの種類を知らないというのは、英語で文章を書きたいけど単語を知らないようなものです。なので、英単語と一緒で、コードも覚えないといけないのです。「えー、でも結構な数あるやん」って思われるかもしれないですが、大丈夫です。覚えるコツも書いていきます。英単語みたいに種類がすごい膨大に覚えないといけないわけではなく、法則性もあるので意外と分かりやすいです。

 

コードの法則性

コードは言わずもがな、2以上の音が鳴る和音です。コードには、メジャー、マイナー、7th、4sus、9th、add9th、diminish、aug…わぁぁーーって文字を見ただけでは覚えるのが嫌になる感じであります。でも、これらのコード実は簡単です。なぜならすべてのコードは並び方に法則があるからです。

例えば、メジャーとマイナーコード(ここからの解説は鍵盤があったらより分かりやすくなると思います。)。メジャーは明るい雰囲気のコードで、マイナーは少し暗い感じのコードと今はざっくり理解しといてください。これは3番目の音で決まります。さっきのCMを例にとると、CEGの和音がメジャーコード。そこから3番目のEの音を半音下げる、つまりE♭にするとCm(マイナー)コードの出来上がり。つまり、鍵盤を押す場所を覚えればメジャーでもマイナーでも7thでも鳴らせるんです。

 

コード進行を覚える

王道進行やカノン進行などは聞いたことあるんじゃないかと思います。知らない人でも、聞けば「あ、聞いたことある。」となるようなコード進行です。手っ取り早く分析する方法を教えろと声が聞こえてきそうなので、結論から言います。手っ取り早く分析するに必要なのはこのコード進行のパターンを聞いて覚えることです。「なめとんのか?」と聞こえてきそうですが、これが一番早いんです。これは英語学習と同じで、自分で発音できない単語がいくらリスニングしても聞こえないように、コードパターンを覚えないと、「聞いたことあるパターンだ!」と気づけないんですよ。

私も王道進行とカノン進行だけしか知らなかったときはそこのコード進行しか聞き取れなかったし、そうじゃないコードは特殊なコードを適当に置いてるのだと思っていた。(そんなわけない)

今回は全部は紹介できないので、JpopやJazzなど幅広く使われてる面白いコード進行だけ紹介します。これを覚えるだけでも結構役に立ちます。分析から作曲まで色々使い道があるでしょう。それは、「強進行」です。なんか強そうでしょ(笑)。本当に強いわけではなく、簡単に言うとコードの飛び方です。法則性があるのでまずは少しパターンだけを書くので法則性を見出してみてください。(mや♭5のような記号は無視してください)

C→F

Dm→G

F#m(♭5)→B

分かりましたか?答えは、あるコードから完全4度上がる(5度下がる)進行です。例えば、C→Fの間には4つの音(C#,D,D#,E)があります。他の音も数えてみてください。では復習です。Amの完全4度上は何でしょう?

Am→?

 

答えを書く前に今日のポイントのまとめ

①コード分析にはコードの種類とコード進行パターンを覚えるのが大事

②コードを覚える際は、法則性を見出す。

③手っ取り早くコード進行のパターンに気づくには、パターンを覚えること。

とまとめてみました。ここまで読んでくれてありがとうございます。やばい、心理学の知識を入れていない(次回以降そのうち出てきます、テヘペロってやつです)。ちなみに、さっきの問題の答えは・・・

↓です。お付き合いありがとうございました。

答え=D